「ZERO Spec2」 は 「ZERO」 の進化版であり、熱伝導性フィラーの粒子径、粒度分布をコントロールすることにより、低熱抵抗を実現しています。熱伝導率を2倍大きくすることを、厚みを1/2にして実現しようとしており、今までとはちょっと違うアプローチをとっているところが興味深いです。
高熱伝導率を溶剤で希釈することにより、塗布しやすい粘度にしたものが「ZERO」で、粒子径コントロールにより、さらなる薄膜塗布を可能にし低熱抵抗を実現したものが「ZERO Spec2」です。熱伝導率は「ZERO」よりも低いですが、熱抵抗が約半分であることと、さらなる薄膜塗布が可能であるため、好成績をおさめました。
「ZERO」は塗布作業によって効果が左右される事が多かったのですが、「ZERO Spec2」はばらつきも少なく誰もが扱える製品といえます。
銀入りグリースは最新のものではなlく、200時間後に性能が発揮されるため、比較評価としては参考程度にとどめてください。粘度は塗布した感覚では、評価中、もっとも硬い製品であり、測定結果があまりに悪いため、何度か塗布し直しましたが改善は見られませんでした。
最近は各社とも粒子径コントロールされたものを投入してきています。ある意味、熱伝導率至上主義からの脱却ではないでしょうか?
製品選びについて
・表示の単位に気をつけてください。
inch、cm、mmにより表示される数値そのものが違ったり、桁が変わってくる場合があります。くれぐれも間違いの無いように。
・ほとんどの場合、スペックは規格値ではありません。
ですから表示されている数値での比較は、あまりあてになりません。測定方法にも数種類あり、結果もまちまちです。粘度は塗布した感覚と数値では、かなりのずれがあります。
時間が許すのであれば、いろいろな製品をお試しください。
最後に
今回、評価から「ZERO Spec2」の発売まで、かなりの時間が経ってしまいましたことをお詫びいたします。
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